今回はダナエの好きな監督バスト３に入る「クエンティン・タランティーノ」の

作品を紹介！この映画９４年のカンヌ映画祭でパルム・ドール（グランプリ）を

受賞、監督２作目にしてカンヌを制覇し、映画界に新しい風を巻き起こした

作品です。内容はL.Aを舞台に犯罪にまつわる３つのストーリーが交錯して語られ

ている。主な登場人物としてマフィアのボスの妻ミア（ユマ・サーマン）と一晩だけ

彼女のお供を命じられたギャング、ビンセント（J・トラボルタ）が夜遊びの後、ミアがコカインをき

めすぎて心臓停止前。死なれては自分の命はない！必死に助ける方法を考えるが・・・。

またあるところでは、マフィアのボスから八百長を持ちかけられたボクサー（B・ウィリス）が八百

長破りを敢行。一旦は逃げるが父の遺品を忘れマフィアの元へ逆もどり・・。

そのころボスの命令でだましとられたスーツケースを取り戻しにいった２人組

（J・トラボルタ、サミュエル・ジャクソン）。ケースは取り戻せたが帰りの車中で誤って仲間の一人

を殺してしまう。死体処理に困った２人は嫌がる友人の家で助けを呼ぶがやって来たのは凄腕の“掃除屋”だった・・・。

タランティーノいわくこの映画を作るにあたって大衆犯罪小説誌（パルプ・フィクション）からヒント

を得、そういった雑誌ではよく同じ登場人物を使った別々のストーリーが別々に連載されていて

一つの話の主人公がもう一つの話では脇役として登場したりする。これを時間の流れや人間関

係をバラバラにして再構築して作られたそうだ。クエンティンのインタヴューに「映画が終わった

後で観客は３つの独立した物語を見ながら同時にある登場人物たちの輪の中で展開された一つ

の世界をみたって気持ちになると思うんだ。１回分の値段で３倍おいしいって感じだろ！」って書

いてあるのを読んでクエンティーノの独特の構成、脚本、キャラクターのユニークさ、クールでス

タイリッシュ！たしかに３倍いや１０倍はおいしい！

全編で流れるミュージックもさっすが、かっこいいにつきる♪

これだけほめたくってはみたけど、実際は好き嫌いがはっきりわかれると思う。

特に女の人はニガテかも。殺しのエグいこと。バイオレンス・危険度１００％ってカンジ。これを気

に入った人なら他のタランティーノにドップリはまっちゃうはず。

ダナエ的見所は、ミアとビンセントのダンスシーン、アドレナリン注射を打つ瞬間、ギャングが殺し

の前にいう聖書のセリフ。ピアス狂の女etc...

スーパーエンターテイメント、タランティーノワールドに一度お試しあれ！！